将棋堂は当社大鳥居を背に少し進んだところの右手側にあります。この将棋堂には、昭和61年に当時日本将棋連盟の会長であった大山康晴十五世名人より奉納された、高さ1メートル20センチの欅製の大駒が納められています。
当社と日本将棋連盟様((以下将棋連盟) は道路を一つ挟んだ場所にあり、古くから将棋大会を開催するなど、様々な面で当社と協力関係にありました。その関係から、大駒の奉納をしていただくことになりました。大駒を納めて設置するための六角の御堂は当社と将棋連盟で協力し建立しています。御堂内の大駒は御影石の将棋盤の上に設置されており、その奥には八幡神が祀られています。将棋の技術向上を目指す人の守護神として、さらには将棋界の繁栄を祈願するシンボルとして大切に守られています。毎年1月にこの御堂の前で将棋堂祈願祭が行われ、将棋連盟の会長をはじめ、プロ棋士の方々も参列されます。その時には普段閉めている御堂を開いて祭典を行います。
御堂には絵馬を掛けることができるようになっており、将棋上達を祈願して棋力向上の絵馬を奉納される方も多くいらっしゃいます。また授与所では将棋にちなんだ御守りやおみくじも頒布しております。是非興味のある方は将棋堂にお参りください。